コラム

Published on 2017/12/3

Takayasu Sagawa

コラム

2017/12/3

Takayasu Sagawa

僕はビデオゲームが好きで、自分でも作りたいと思っていました。

「何で作ればいいの?とりあえずUnity1とかで作るんでしょ?」
「ジャンルは何?RPG?アクション?アドベンチャー?」
「ゲーム性ってなんだろう?誰も考えた事のない仕組みのゲームが作りたい。」
「あわよくばSteam2でリリースとかしてみたい!」

そんな事は本当にどうでもいいんだ!

「えっ!?でも、どうせ作るなら、クオリティ高いものを作りたいんだ僕は!よし、もう少しだけゲームをプレイして研究しよう…(ただ遊んでるだけで何かを勉強している気になるパターン)」

うだうだやってないで手を動かそう!

頭で色々考えているだけじゃいつまで経ってもゲームは出来ない。君の頭の中の世界は、今日もお蔵入り。ゲームを一本作ることは、それだけで本当に考えることが多くて、まして初めて作ろうとしてる僕には、考え及ばない部分がきっと沢山あります。だったらもう、考えるより前に、何でもいいから手を動かそうと思いました。

さあ今すぐ作り始めよう!

手駒は羊(人)と羊(羊)。

僕は前回の記事でモデリングについて学び、その結果できたものは、

羊(人的な)と

羊(羊的な)です。

この2つの強力な手駒を使えばなにかできそうです。
なんでもいい。ゲーム制作について分からない事だらけの僕にとってまず大事なのは、そう作りはじめること、ゲームを作る人になることです。

思いついたところから作り始めてみる

まずどうやったらゲームになるのかを考えました。けど、ここでも深く考えていては何も進まない。ゲーム論とか難しいことを深く考え出すとドツボにはまって、何も作れなくなるのです。

そんなものはとりあえず何でもいい。どんな絵を作りたいか!君は(僕は)このビデオゲームの中でどんな絵を見たいのか!?

「時間制限の中で何ポイントとれるか!」とか「敵を全員ぶっ飛ばしてステージをクリアできるか!」とか、そういうのでとりあえずゲームにはなるんじゃないでしょうか。

そうだな!そこは後で考えよう!

何か新しいゲームシステムを思いついた!とかそういうところから始まっても良いんだと思います。

とにかくすぐに思いついたその世界の最初の一歩を踏み出してみよう。できることからやってみよう!

それは楽しいから!楽しいは次の一歩の燃料になるから!

カラフルな羊がいっぱい画面上に出てくる!

こんな感じのカラフルな羊がいっぱい画面上に溢れかえってるっていうのが出来たらいいなと思った!で羊(人的な方)がそれらと戯れる!

どう?楽しそうじゃない??

で、そこまで作ってみます。すごくしょぼくてもいいから、形になるまで作ってみます。インターネットの力があればできる!Unityは色んな人が色んなTipsを残してるので、作りやすいです。

増えた手駒と、不満点

で、ここまで来ると、人羊、羊のモデル以外に手駒が増えているわけです。

  • 羊がランダムにわらわら動く
  • 羊が無限に出現
  • カラフルな羊
  • TPS3視点のカメラ
  • 移動できる人羊
  • 羊を投げれる人羊
  • 箱っぽいステージ

そして同時に、もっとこうしたいとか、こういう風にしたらどうだろうという点もでてきます。

  • 目的もルールもない
  • 羊が硬そう、もっとふわふわ感出したい
  • 羊のモーションがない
  • ポストエフェクト4で独特な夢見心地な画作りをしたい
  • カメラが壁や床にめり込む
  • 人羊がジャンプできない
  • ステージがただの箱なのでもう少し工夫したい
  • スタート画面作りたい

一気にこうした不満点も出てくるのです。
どうです、これらを解消したらゲームになりそうじゃありませんか?

閑話休題

プレイヤーの目的・ルールが殆どないものでも、それはゲームになり得ると僕は思っています。
だって、山になるゲーム(できることは山を眺めるだけ)とか、

世界中のあらゆるもの、ライオンや鳥や石ころやバスやアメーバや宇宙とか本当に地球上のあらゆるものになれる。あとは転がりまわるだけ(ありがたいお説教も聞ける)のゲームとかもあるので、

もうどんなものでも、作者が表現したい世界があってプレイヤーがいたらゲームになるんだと思います。というか、ゲームかゲームでないのかとか、そんな事はどうでも良くてちょっと僕と誰かの人生が楽しくなったらそれでいいです。ちなみに実は上の2つは同じ作者5のゲームで、僕はどっちも好きです。

不満点の解消と新たな問題

ポストエフェクトをいじってみる

モデルを周期的に拡大縮小させてフワフワ感を作る

↑これはバグったところ。でも面白い。何かのアイデアの種になるかも。

ルールを考える

カラフルな羊がたくさん出てくるってところから、ちょっとパズルゲーム的なルールを考えました。

床も色分けして、羊を同じ色の床に放り込むっていうゲーム

ここでも、それが面白いかどうかは作ってから検証しようと思いました。

ちなみに、色のついた床から丸いのが出てるのは、そこに今色がついてるよっていうのをわかりやすくするためです。これはUnityのパーティクルの機能で出しています。

ゲーム完成!

スタート画面とリザルト画面を一応作って、そしたらほら!一応ゲームできた!

それでやって見て思ったのが、まあつまらないのは想像通りなのですが、触っているとすぐに「ここを直したいな」というのが出てきます。

もうちょっと効率よく、羊を仕分けしたい
→ 羊を持ってると同じ色の羊が寄ってくるようにしよう。
白い羊が全く無意味
→ 白い羊はぶつかると他の羊の色に染まるようにしよう。

それで、最終的に書き出したものを下に置いておきました!
https://shagggy.github.io/videogame-sheep/sheep-function/

また次の一歩を踏み出そう

どうしよう!まだ何にも面白くないよ!!!!!

ここまで、あまり考えずに作ってきたから、まあ面白くないんです。でも何も作らずうだうだ考えていた時より、充実していたし、色々勉強になりました。そしてこのゲームはきっともっと面白くなりそうだし、それを考えるのは楽しそうです。

この辺でちょっと、できたゲームを触りながら、頭で考えてみようと思います。どうやったら面白くて素敵なゲームになるのかを。

また、ひきつづき進捗報告させていただきますので、よろしくお願いします!

ちなみにgithubにプロジェクトファイルを公開していますので気になったらのぞいて見てください。有料のアセットやfontファイルなどは含まれませんので、そのままでは動かないかと思いますが参考程度に。もし何か聞きたい事とか気軽にコメントや、twitterで聞いてください!よろしくお願いします。

 


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  3. Third Person Shooterの略。要は三人称視点。
  4. レンダリング済みのカメラに映った映像に対して後処理(ポストプロセス)として付加するエフェクト
  5. デイビッドオライリーさん。1985年アイルランド生まれの元々はアニメーションをやっていた人。僕とほぼ同い年か。。この記事でドミニクチェンさんと対談してて面白いです。